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藤原 健壮; 飯島 和毅; 寺島 元基; 舘 幸男
no journal, ,
福島原子力発電所の事故に伴い、現在福島県内を中心とした広範なエリアで放射性核種のセシウム(Cs)が残存している。そのため、今後、未除染区域において、Csは長期にわたり、環境中に滞在し、生活圏・海への移行が懸念される。よって、環境中における放射性物質の存在形態や移動に関するデータを取得し、放射性セシウムの分布状況を予測するシステムを構築する必要がある。Csのほとんどは土壌に収着して川等の水流を媒体として環境中を移行していると考えられるが、河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触することになる。海水にはCsと同族の元素であるNaやKといったイオンが多く含まれており、イオン交換によるCsの脱離現象及び、土壌粒子間の反発が少なくなることによる団粒化の現象が起こると考えられる。本報告では、福島沿岸部における河口域の海水及び、河川敷の土壌を用い、脱離及び、団粒化の現象について評価した。
寺島 元基; 舘 幸男; 佐藤 智文; 赤木 洋介*; 川村 淳*; 中根 秀二*; 藤原 健壮; 飯島 和毅
no journal, ,
福島第一原子力発電所周辺の河川流域における放射性Csの環境動態評価に資するため、多様な河川土壌に対して、粒径組成、有機物含有量、陽イオン交換容量、粘土鉱物組成、RIP等のCs収脱着に関わる基本特性データを取得するとともに、特性データ間の相関関係からCsの収脱着を支配するメカニズムを検討した。
舘 幸男; 佐藤 智文; 寺島 元基; 武田 智津子*; 藤原 健壮; 飯島 和毅
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福島第一原子力発電所周辺の河川流域における放射性Csの環境動態評価に資するため、多様な河川土壌に対して、粒径組成、有機物含有量、陽イオン交換容量、粘土鉱物組成、RIP等のCs収脱着に関わる基本特性データを取得するとともに、特性データ間の相関関係からCsの収脱着を支配するメカニズムを検討した。
藤原 健壮; 飯島 和毅; 舘 幸男; 寺島 元基
no journal, ,
河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触し、Csの脱離現象および粘土粒子の団粒化現象が起こると考えられる。前回の試験では、実海水を用いて人工的に調製した汽水環境下において、Csの脱離現象と団粒化現象について確認した。今回の試験では、平衡に到達するまでの試験を行い、定量的に評価を行った。
藤原 健壮; 飯島 和毅; 寺島 元基; 舘 幸男
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福島原子力発電所の事故に伴い、現在福島県内を中心とした広範なエリアで放射性セシウム(Cs)が残存している。よって、環境中における放射性物質の存在形態や移動に関するデータを取得し、その分布状況を予測するシステムを構築する必要がある。Csのほとんどは土壌に収着して河川等の水流を媒体として環境中を移行していると考えられるが、河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触することになる。海水にはCsと同族のイオン(Na, K)が多く含まれており、イオン交換性のサイトがある場合に起こるCsの脱離現象および、土壌粒子間の静電的反発が少なくなることによる団粒化現象が起こると考えられる。本報告では、福島沿岸部における河口域の海水と河川敷の土壌を用い、脱離と団粒化の現象について評価した。